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ステマじゃないのよ

うちのパンって美味しいと思う。
パクり商品も多いですが。店舗によって差がありますが。

仕事中に面白いネタを考えついたのに、忘れてしまいました。仕方ないから少し前に思いついた鶴の恩返しパロディを披露します。

昼間、鶴を助けたおじいさん。夜中にガラッと、戸が開きました。
おじいさん:「なっ!」
堺雅人にクリソツな鶴:「やられたらやり返す。恩返しだっっっ!!!」

半沢直樹終わってからもう一週間経つんですね。あの終わり方で続き無しじゃあファンは納得しないだろう、とは思うけど、言ってしまえば半沢が悪い上司をやっつけるだけのシンプルな話だから、相棒シリーズとかみたいに長く長く続けられるものでもないかなー、と。四コマにするつもりだったんだけどスキャナー無いからいいや。リーガルハイ(の視聴率が)楽しみ。

午後もファイトだ。
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プータローまであと3日

テレビ見て気になったので「結婚資金ていくらくらい?」と何の気なしに母親に聞いたら、なぜか父の親戚への愚痴・不満祭り秋の30分スペシャルになったでござる。ケータイでのネットイジメがニュースの話題になれば「なんだかマンガみたいな話ね」とか抜かしやがるし。私の好きなモノは事あるごと、悉く否定しないと済まないらしい。人がやっと見つけてそれなりにはりきってた仕事を辞めさせられることももー一生忘れない。私のことを六年間ずっと待っていたクッキーさんのために家出は出来ないんだけど。

受験勉強は、地理を集中してやっつけてるところでございます。地理、結構好きなんだけどなぜか昔からあまり良い成績が取れませぬ。遅くても暮れまでに一般知識系の参考書をぜーんぶ片付けて、後は6月始めまで一般知能を中心にがっつりやりながら、一般知識はコツコツ復習する感じにしようかな。ホントは全部の科目を毎日少しずつやるのが良いんだろうけど、どうしてもそれが出来ないのよ。…三角食べも出来ません。やろうとすると胃がムズムズしてくる。

♪人は、それぞれ、でしょでしょでしょっ、だからお願いっ、関わらないでっ、あたしのことはほっといてっ♪

今日は焼津店出張!

マジラバ番外編 下手くそな魔導士の、大体全部が好き(右京呉葉の場合)

竜星「やられたら、やり返す。倍返しだっ!」
鈴音「いろんな意味で敵を量産するの、やめてぇぇっ」

シリアスな過去の右京と呉葉に耐えかねて、現実逃避。のろけまくりの番外編、始まるよー。


呉葉が鏡の前で髪の毛を弄って、しかめ面をしていた。
「どうした呉葉?」
右京がバンダナを巻きながら聞く。
「いえ…ボサボサしてきたと思って…」
呉葉は何とか真っ直ぐにしようと髪を水で濡らしながら答えた。
「一時期伸び放題でも構わなかったくせに。」
汚れ放題、までは勿論言及しなかった。しかし呉葉は鋭く昔のことを思い出したらしく、右京をちょっと睨みながら言った。
「良いですか、吸血鬼は女です。メスではない。」
「わかってるよ。」
右京は慌てて言った。それから、『とても可愛い部類の』と付け加えられなかったことを後悔した。なかなか、想うことを素直には言えない。右京はその代わり、とばかりに切り出した。
「よっしゃ、久し振りに切ってやるよ。美容院なんかもあまり行けないし。」
「要りません」
呉葉は即答する。
「そう言うなって、俺の腕前知ってるだろー?」
「知っているから要らないのです。」
張り切ってハサミなど取り出した右京に呉葉は素気なく言う。
「ひでえ」
右京はかなり傷ついたようだった。
「泥棒のアシスタントさせてるの申し訳ないからせめておしゃれくらいさせてやりたいと思ってるのにさ。」
右京は拗ねたようにぶつぶつ言っていた。

め、面倒くさい。

呉葉は思う。

でも、そんなところがどうにも嫌いになれそうにない。

呉葉は観念したようにため息をつく。そして、バスタオルと椅子を持ち出してきた。
「前より腕は上げてるのでしょうね。」

「女と言えばさ。」
右京は呉葉の髪に割と容赦なくハサミを入れながら思いついたように言う。
「長いままだと動きにくいから切ったんだけど、何でずっとその髪型なの?」
呉葉はなぜかショックを受けたような顔をした。ちょうどそのとき、希望していたより大分カサの多い房が床にばさりと落ちたせいかもしれない。
「ちょっとそんなに切っちゃ…覚えてないんですか?」
「え?何かあったっけ?」
右京は細心の注意を払っているような顔で、どうみても適当にハサミを動かす。しかし本人は一生懸命、なのである。女性の髪の『重み』は理解していて、普通は切らせてはもらえないものを切っていることもわかっていて、精一杯丁寧にやっている、つもりなのである。

…怒るに怒れない。

呉葉はまたしても諦めのため息をついた。
「…良いです。それより手元をよく見て下さい。耳なんか切ったら出て行きますよ。」
「?はいはい」
右京は疑問が解決しないながらも、最後の微調整に取りかかる。

「はいっ、呉葉さんどうでしょう!」
程なくして、右京がハサミを置いた。
「…左が三ミリ長い。」
呉葉はとても不満そうに呟いた。
「えーっ、不自然なくらいぴっしり揃ってるのに?」
「どこがですか、不自然なくらい斜めですよ!右京に頼んだ私がバカでした、切る前でいいので戻して下さい」
「無茶言うなって、人体を操るのはすっげー難しいんだぞ!?」
「それじゃもう、夜中でもやってて妖魔でも守ってくれる良い美容院探してきます!全く二度手間じゃないですか…」
呉葉は髪の先端を労るように触りながらぼやいた。右京はしばらく気まずそうに呉葉の後ろ姿を見ていたが、突然先ほどの問いの答えを思い出した。
「そうだ、俺がこの髪型が良いって言ったんだ!」
呉葉は驚いたように右京を振り返る。まさか思い出してもらえるとは思わなかったのだ。しかし、次の右京の言葉で、呉葉は再びがっかりさせられた。
「で、ずっとそれだったのかー。お前変なとこで律儀な。」
「…」
呆れたように言う右京に、呉葉はなにも言えなくなってしまった。

どうせ自分は頭が固い。

右京に言われるくらいなら先に自分から言ってしまおうと、口を開いた瞬間、右京がまた言った。
「俺の言ったことなんか気にしないで、呉葉の好きな髪型にすればいいのに。どんな髪型したって逃亡生活に支障はねえよ。あんまり極端な髪型じゃなきゃだけど。」

だってよく着てるゴスロリだって結構目立つものだけど捕まらないで居られてるし。それに、

右京は呉葉に聞こえるか聞こえないかの声でこっそり呟いた。

「   」

呉葉は気づいたようだった。珍しいことに、赤くなって俯いた。
「…お世辞言っても無駄です。闇美容院は高いですよ、ご自分を質に入れてでも払ってもらいますからっ。」
呉葉は照れ隠しに急いで席を立ってしまった。

「おい、まだ流してないぜ」
「自分でやります」
「三つ編みとかしてみないか」
「まだ懲りないですか!」

マジラバ番外編 焔の誓い 八話

仕事中に『右京と呉葉、略して京葉線』ってギャグを思いついて、「超イカしてる、やっべー今日のオレキてる」とか思ったのに、仕事が終わって思い返してみれば何の感慨も湧かなくなった、不思議。

お久しぶりのホノチカです。タイトルの由来はチャングムではありませぬ。真っ赤な誓いです。

焦げ付くような夏の暑さがなりを潜め、秋がやってきた。常時色々な花が咲き乱れて季節感のない天魔連だが、肌に感じる風の冷たさや、明らかに早くなった日没時間などでもそれは感じ取れる。
「ふー…朝早くはちょっと寒いな」
橘右京は授業が終わるなり急いで校舎を出た。今日は月曜日でアルバイトはなしだが、日和には「店長が掃除するのに人手が足りないと言っていた」と伝えてある。先を急ぐからと言って、日和を撒いてきた。
右京はだだっ広い校庭を歩いていく。夏休みを挟んだこと、中間テストが近いことから、この頃には女子も男子も殆どは右京の動向をあまり気にしないようになっていた。
しかし、油断は禁物である。自分のことを見ている奴がいやしないか、特に親しい者や自分のことを敵視している者の存在に注意しながらも、右京は何気ない様子を装いながら目的地へと歩を進めていった。目指しているのは、地下に迷宮が隠されている大講堂である。しかし大講堂は他ならぬ自分のせいで、生徒が好きな時に出入りすることが出来なくなってしまっていた。入り口の扉の両脇には教師が二人見張りとして、仁王立ちしていた。右京は自分から教師たちに元気よく挨拶をして、扉を通り過ぎた。講堂の壁に沿って角を曲がり…もう一回曲がり…ちょうど扉の反対側の辺りで右京はさり気なく壁にもたれかかった。周りと何も変わった所の見えない壁は、一部のみ右京の体重によりゆっくりと傾き…右京ごとひっくり返った。右京を壁の後ろの穴に放り込み、壁は何事もなかったかのように元に戻った。
「ふう、何とか上手くいったようだな」
右京は果てしなく深い穴を頭から下へ下へと落ちながら、安堵の息を吐く。右京は右手に杖を召還すると、軽く一回振った。右京の体はゆっくり180度回転し、地上で立って歩く時の体制に戻した。ついでに落下がピタリと止まる。それから右京はただ落ちていた時など比較にならない、矢のように速い速度で下に向かって飛んでいく。十秒も掛からずに石の地面が近づいてきた。右京はさっと速度を緩めた。右京の足の裏がふんわりと石畳に着地する。
「飛翔魔法もマスター完了だぜ。」
誰にともなく、右京は得意げに呟いた。

トウガラシの泉への道順は、どこからこの迷宮に入ろうとも自分の炎属性の魔力により導かれるのでわかる。だから、こうすれば…右京はポケットから赤く輝く泉の水が入った小瓶を取り出し、蓋についた小さなハケでその場の壁に水を塗りつけた…これからどこに行こうとも帰り道に迷うことはない。
「全部日和たちに渡さなくて良かったぜ。」
右京は自分自身の機転に感謝した。
さて問題は、彼女がまだこの迷宮内にいるのか、そもそも生きているか、だ。この迷宮に新しく入り口を作るのに、1ヶ月以上もかかってしまった。そもそもボロボロだったあの状態から、全く食事をとらなかったとして、あの娘がどれくらい持つだろう?
懸念しながらも、右京はとりあえず泉を目指した。以前彼女はそこにいた。恐らくはろくには動けない状態だ。なら、そこにいる可能性が高い。彼女のミイラを見つけてしまう可能性だってあるのだが…そんな嫌な考えを振り払って、右京は進んだ。

それから二時間以上も歩いたり飛んだりして、やっと赤い泉の光が見えてきた。泉のほとりには、果たして汚れた布を身体に巻きつけた、髪の毛の長すぎる少女が座っていた。さらに汚れがひどく、相変わらず骨と皮ばかりだが確かに生きて動いている。右京は心から安堵した。
「…何をしにきた」
少女は右京の姿をみるなり、泉より輝く大きな赤い瞳で睨みつけた。
「えーと、一風変わった出前?かな。」
右京は少女の横に座り、左腕を捲りあげた。
「長く待たせて悪かったな。飲めよ。」
少女は右京を怒鳴りつけた。
「ふざけるな!何でお前なんかの施しを受けなければならないんだ!私の家を、家族を殺したお前なんかに!!」
「前は飲んだだろ?ああ、傷をつけないと飲めないのか」
怒りに震える少女に構わず、右京はナイフをポケットから取り出して、腕の皮膚を切り裂いた。じわりと血がにじみ、流れ出してくる。
しかし少女は、今度は吸血鬼の本能に飲まれはしなかった。
「他の妖魔の血を少しずつ取って飲んでいる!そんなものを飲まなくても生きてはいける、これ以上私を愚弄するなら今度こそ生かしてはおかない!!」
「殺して飲み干す訳じゃないのか」
「誰がそんな獣みたいな浅ましい真似をするか!由緒正しい吸血鬼の家系に生まれて誇り高くあれと育てられたこの私が!!」
右京は初めて、以前彼女が自分の血を飲み尽くさなかった理由を知った。

それなら、音無一家事件の真偽も怪しいもんだ。

「人間と…同じ…」
「人間以上だ。ましてやお前たち魔法使いなんかが出来ないくらい、私たちは誇りを持って生きている」
呉葉は冷たく言った。
右京は、今度こそ喰い殺されても仕方ないと思っていた自分を恥じた。少女を可哀想に思いながら、どこかで人間より下に見ていた自分を恥じた。そして…今までにないくらい、襲撃事件の後悔がひしひしと胸に押し寄せてきた。
「…すまなかった」
右京は冷たい石の地面に手をついて頭を下げた。
「気が済むまで好きにしてくれ。でも良ければ俺の血を飲んでくれ。やっぱり人間の血が旨いし滋養もあるんだろ?妖魔と戦って血を吸えるようになるくらい回復したんだから。」
「…」
少女は何も言わなかった。右京は続ける。杖を召還して、少女の前に投げ出した。
「その後はこの杖をもって俺が来た方向に歩いていくといい。俺の魔力がここの出口に導く筈だ。」
「…何のつもりだ」
「ここから脱出すればいい、って言っているのさ。出口のところにあの泉の水を塗ってあるんだ。」
少女は石畳に手を着いたままの右京をを見下ろし、鼻で笑った。
「私は迷宮から出られたら天魔連の魔導士たちを命の続く限り殺し尽くすつもりだが。」
右京は顔を上げて抗議する。
「それは困る!そんなことのために君を逃がすんじゃない、ご両親の葬式を挙げて友達や親戚とか、仲間のもとに返すためだ!それで許されるとか思わないけど、敵討ちは俺一人にしてくれ!」
「仲間などいない、音無家は天魔連に従うと宣言した時から吸血鬼の裏切り者扱いだ。私は生き残るつもりはない。大体敵の言うことを、音無家の吸血鬼が素直に守ると思うのか?」
冷ややかに切り捨てる少女に、右京は尚頭を下げ続ける。
「それでも頼む、この通りだ!君なら天魔連魔導士全員と渡り合うことは出来なくても、逃げて生き延びることは出来るはずだ!俺はこれ以上…誰かを見殺しにしたくない」
右京は、再び頭を垂れた。故郷の家族や友人たちには申し訳ないが、このまま何もせずにいることは出来なかった。

家族。父親。

右京は今よりもう少し子供だった頃の事を思い出した。

もしかして、親父もこんな思いをしたから、俺が天魔連に行くことを反対したのか。

長い沈黙が続いた。二人とも微動だにしなかった。どのくらいの時間が経ったのかすらわからないほど、長い時間が経ってから、少女の方から沈黙を破った。
「…知らないのか?恐らくもうお前が来た出口は封鎖されている。大講堂の周りを階級魔導士が取り囲んでいるだろう。どちらにしろ私はここから出られないと言うことだ。」
「な…なんで…」
右京はあまりの衝撃に言葉を失った。

ばれないように細心の注意を払ってきた。誰にもバレた様子はなかった。

戸惑いを隠せない右京を、呉葉はバカにしたように言う。
「お前より強い魔導士なんか、この天魔連には沢山いる。お前に気づかれないようにお前を見張ることだって簡単なんだ。思い上がるな」
「ってことは、俺が迷宮に入ったことやまた入るだろうことを予め知ってたってことか?でも、俺がこの前ここに入った後は何もお咎め無しだった!俺をここに入るように唆した日和たちも、何も罰を受けていない!」
「学生の悪戯程度に一々対応している時間などないだろう。興味も無いはずだ。だが行動が伴った天魔連への裏切りなら話が違う。学生だろうと何だろうと全力で阻止しなければならない。」
「裏切り…?俺が何をしに迷宮に入るかまでは、誰にも解る筈、ないだろ?」
「魔法使いは、一人一人異なる魔力を持つ。人の考えが解る魔力があれば、お前の企みを見抜くなど造作も無いことだ。」
右京は背筋がすぅっと凍りつくのを感じた。

と言うことは…俺の考えていることが筒抜け…

狩ってきた吸血鬼のこの少女、用済みだからこんなところに捨てられていたのだろうが、それでも彼女を助けたり逃がそうとすることは、天魔連にとってあまり快いものではないだろう。

「人の考えが解る魔導士、誰なんだ一体。俺がここ1ヶ月で話した魔導士の中に…」
比丘尼さんか?真守先生?日和?まさか。
必死に思い出そうとする右京に、呉葉はゆっくりと首を横に振る。
「直接会って話さなくても相手の心の中身が解るらしいな。玉蓮院には」
呉葉が口にした名前は、天魔連の女性総統の名だった。


中途半端だけど八話はここで終わり。ちょっと忙しくなりそう。ハローワークから帰って勉強のノルマ終わっ たら続き書きます。

マジフラグ小説版 ファイト!

人にあげるなら二割引のパンなんか買うのでないよ。袋を傷つけずに割引シールを外せなかったからってお客様に睨まれたでござる。

意外に早く復活した沌夕版マジフラグ。頑張ったよー。


幕ノ内ベントはうなだれて、居候先の煉瓦屋敷の扉を開けた。ぎいいい、と軋んで開いたと同時にベントの胸に飛びついてきたのは、この屋敷の持ち主である魔法使いの使い魔、猫又のホーリーナイトだった。
「お帰りベントー!!」
最初見た時はびっくりしたものだが、無邪気でふわふわしたこの生き物をどんな辛いときでも憎らしく思うことは出来なかった。ベントは猫又の小さな頭を撫でてやった。
「只今ホーリー。まだ起きてたの?」
ベントの問いにホーリーは呑気そうに答えた。
「今は眠くないから。オレは好きなときに寝るのさ。…ベントどうかしたの?」
途中でベントの様子に何か違和感を感じたらしいホーリーが訊いてきた。ベントは慌てて笑顔を取り繕う。
「な、なんでもないよ。大丈夫。でもホーリー、やっぱり夜更かしはあんまり良くないよ。おれが言うのも何だけど…じゃあ、おやすみ。」
ベントは自分にあてがわれた部屋の引き戸の前までたどり着いたことを理由にホーリーとの会話を打ち切った。
「おう、おやすみー。」
ホーリーは気にする風でもなく、磨かれてはいるが古い廊下を厨房に向かってとことこと歩いていった。

ベントは引き戸を閉めると、らしくもなくため息をついた。脳裏に浮かぶのは、どうしようもないことでヒステリックに怒るヤンキー店長や、今日出会った嫌みな客。気づけば、自然に本音が口をついて出た。
「山田さんに会いたい…」
山田さんだけじゃない、行きつけの喫茶店のウェイトレスの、可愛い松花さんや松花さんを見守る会のメンバーにも。みんなどうしているだろう。
ベントは二週間ほど前、ひょんなことからこの魔法や妖怪が一般的なこの世界に飛ばされてきた。この屋敷に世話になっている以上、余計な迷惑は掛けられないということで、ベントは元いた世界でしていたようにコンビニでアルバイトを始めていたが、魔法や妖怪に一々驚かされることばかりなのに加えて、自分のような普通の人間に対してはあからさまにギスギスした対応をされるのに慣れないでいた。
「…」
しばらくベントは、目を閉じて戸に背中を預けてもたれかかっていた。
それから目を開ける。

考えていても仕方がない。寝よう。

ベントは部屋の隅に畳んである布団を広げ、就寝の準備を始めた。

ガラガラ、と突如として部屋の窓が開いた。そして、傷だらけで血まみれの若い男が侵入してきた。あまりのことにベントは思わず飛び退いた。後から思えば、よく悲鳴を上げなかったものだと思う。

泥棒か。

しかし、若い男はベントを見るなり呟いた。
「…まちがえた。」
それでも彼は窓の桟に足をかけ、部屋に入ろうとする。
「でも、面倒くさいから、ここから入る。」
ベントに、と言うことでもなく、少年はひとりごちた。
ベントはそこでその少年の正体に気付いた。彼こそがこの屋敷の持ち主、神崎竜星であった。この世界では結構エラい魔法使いらしい。ホーリーが教えてくれた。
竜星はベントが何も言わないのを良いことに、畳のど真ん中に座り込み、破れた衣服を脱いでしまった。それからパチンと指を一回鳴らし、包帯と消毒液と着替えのジャージを手元に出現させた。ここで手当てをしていくつもりらしい。予想通りに竜星は、なかなかよい手際で身体についた無数の傷を手当てしていった。
そんな竜星をぼけっと見つめている、部屋を包みこむ気まずい沈黙の裏で、ベントの心の中を言えない言葉が駆け巡る。
早く出てってくれないかなとか、いきなり人の部屋に押しかけて謝罪もなしかい、とか。総括すれば、「この子やっぱり苦手だな」との結論に突き当たる。家賃も払わず世話になっていることには感謝しているが、初めて会った時に鎖で縛られたことやぶっきらぼうな態度に、ベントはどうしても神崎竜星を好きになれなかった。彼が天魔連の優秀な魔導士であることも一因だ、今日なんかは、特に。
「幕ノ内。」
ベントの思いを知ってか知らずか、竜星が突然ベントを呼んだ。
「ちょっと、湿布だけ貼るの手伝ってくれない?届かなくてさ。」
竜星は背中の打ち身と思しい傷を指差した。ベントは何も言わずに竜星に歩みよった。
貼り終わると、竜星は普通にお礼を言った。
「ありがとう。これで手当て完了。」
ベントはそれだけでも少しびっくりしてしまった。自分にも、もう一人いる屋敷の住人で弟子だという少女、鈴音にもぶっきらぼうの無愛想が竜星の常であったので、してもらったらしてもらっただけで何も言わずに出て行くのだと思っていた。そこでちょっと、ベントは竜星に余計な質問をする気になった。
「凄いケガだね。何かあったの?」
竜星は新しいTシャツを頭から被りながらモゴモゴ答えた。
「天魔連の任務、『悪い魔法使い』とのケンカだよ。たまにヘマすることだってある。勝ったけどな。」
「任務って…竜星くん階級が高い魔法使いって聞いてたけど、そんな危ないことやらされてるの?」
竜星はようやくTシャツから頭を出した。
「戦闘系の魔導士は寧ろ中途半端にエラくなるほど危ない任務が多くなるんだよ。ま、死んだことは今までないから大丈夫。」
竜星は事も無げに答える。この少しの会話の中でも想像を絶するハードさが垣間見える。ベントはしばらく言葉を失ってしまった。
「…大変なんだね。」
口にしてから我ながら深刻さの伝わらない感想だと思ったが、それ以外に言いようがなかった。
「まあ、でもそれが一級魔導士の仕事だから。目指してるものもあるし。」
さらりと打ち明けられた、竜星の志とやらの高さに、ベントは感心と少しのもや付きを感じてしまう。

ど、どーせおれそーゆーのないしぃ。

しかし、とりあえず口に出したのは前者のみ。
「偉いなあ、おれより若いのに。」
「幕ノ内は?バイト慣れた?」
今度は竜星が聞く番だった。ベントは少し俯いてしまった。しばらく無言の状態が続いた。やがて竜星が何か察したのか、沈黙を破って言った。
「色んな奴が来るからなあ、コンビニって」
竜星はそこで立ち上がった。
「邪魔して悪かったな。それじゃ」
「魔力も使えない人間がベタベタ品物に触って汚いって。そんなこと言われたって、って言い返そうとしたら俺は天魔連の階級魔導士だぞ、ってさ。」
何を思ったか、ベントは一気に今日あったことを打ち明けた。竜星の表情を見ると、竜星はちょっと驚いたように目を見開いていた。
「…って、竜星くんに言っても仕方ないよね…ごめんね、呼び止めちゃって。おやすみ」
「そいつ、どんな奴?」
竜星が再び畳に腰を下ろした。ベントは思いだすままに答えた。
「えー…確かバーコード状にハゲてて…ピンクのゾウ柄の悪趣味なネクタイしてたおっさんだったな」
「あー、そいつ知ってる」
竜星が言う。
「えっ」
「四級魔導士の鷹田って奴だよ。力の無い奴ほどそうやって魔力を鼻に掛けて威張りたがるのさ。だせぇ」
竜星は笑った。
ベントは思い掛けない反応にきょとんとしていたが、やがて釣られて笑った。そして、いつの間にか竜星と普通に話をしている自分に気がついた。竜星が過去を懐かしむように言った。
「俺も一級魔導士取るまで色々やられたよ。パワハラアカハラセクハラオールクリアで」
「セ、セクハラ…?」
「ガキの癖にってことさ。同情しなくて良いよ、そいつらの大体はアゴで使えるようになったから」
「…」
愉しそうに笑う竜星に、ベントは戦慄せざるを得なかった。
「あ、ところで」
「?」
ベントが唐突に聞いた。
「竜星くんなんで窓から入って来たの?玄関から入ってくればいいのに」
竜星はなぜかそこで、ちょっと赤くなってくちごもる。
「鈴音に知られたくないんだよな~。ケガとか良くない任務のこと」
ホーリーが頭にコーヒーやココア、お菓子を盛ったお盆を載せて歩いてきた。
「なっ…」
「え、なんで?心配させたくないから?」
ベントが聞いたが、竜星はそっぽを向いつてしまう。同時にお盆のコーヒーカップをひっつかんだ。
「…色々煩いからだよ。」
それだけ呟くと、コーヒーを口に含んだ。それから、とても怪訝そうな表情をした。
「…ホーリー、お前コーヒーどうやって淹れた?」
「知ってるだろ、おれ人間に変身できるんだよ、そうすりゃコーヒーだって淹れられる…」
「お前がインスタントじゃないコーヒー淹れて、ココアとか菓子とか一人一人が好きそうなもん完璧に揃えて持って来れる訳ねーだろ!気を利かせてそんなことするくらいならいっそここに押しかけて来てくれ!」
竜星は頭を抱えてしまった。

泣く子も黙る一級魔導士も、ホーリーや鈴音ちゃんの前だと形無しみたいだ。

ベントは一時間前に落ち込んでいたのが嘘のように、晴れ晴れと笑った。


次の日
鷹田:「キミまだそこにいるの?魔法も使えないで給料泥棒してんじゃないよ、ああほらまた商品を素手でベタベタ触る…って、ええ??!」
竜星:「お疲れー、買い物しに来てやったぞー。」
鷹田:「お、お、お知り合いで…」
竜星:「あんた今度、俺と任務するんだってさ。俺、危ない任務に回されることが多いし、部下の安全とか一々見てられないけど良いよね。態度だけ見てる限りあんた強そうだし(にっこり)」
鷹田:「こ、こ、光栄です、あはは…」
店長:「…おめー、一級魔導士と知り合いだったの?すげーな」
ベント:「別に、凄くなんかないですよ」

マジナキ

ぺー君のフラグベントのベントくんがマジラバ世界にお邪魔するマジフラグの小説版(内容は鵜守の創作。異界に慣れないベントくんと生傷絶えない竜星くんがちょっと仲良くなれる話)を描いていたらなぜか途中でぜーんぶ消えた午前三時。もう、スマホなんて大っっっっっ嫌いだ。ローンいくら残ってるか知らないけど解約してやる。新しく買ったパソコンもあれだけ操作性は確かめて買った筈なのに、何だか物凄く扱いづらいったらありゃしない。なんでカーソル動かしてるだけで画面とか文字が拡大縮小されるの?余計な画面が出て来て操作の邪魔をするの?お前に何万掛けたとおもってるの?

一度書いた文章を二度も書く気にならないよ。自分の意志で訂正するならともかく。受験勉強と仕事と転職活動で忙しい中描いてたのに。もう、悔しい。ほんと、マジ泣き。

明日(もう今日)は仕事だから、とりあえず寝ます。

カイキンマン

公務員試験また落ちてしまったよ。願掛けが無駄に終わったから日記も小説も解禁ー。

半沢直樹がおもすれー。あれだけ人にはっきりモノが言えたらさぞ気持ちいいだろーなー。頭が良い人の特権でしょうがね。堺雅人カッコいいっす。上戸彩演じる花ちゃん、うざいとの意見も聞くけど私は好きだな。気は利くし明るいし料理も旨いらしいし。ちょっとわがままな面も却って魅力的。

お仕事、やっぱり辞めなきゃならんようです。もう、母親がホントに煩い。公務員も落ちてしまったことだし。それに、心を削って親とケンカを続けてまでしがみつきたい会社じゃないかもしれない、と思い始めたのです。仕事自体はやりがいもあって、好きなんですが、会社のシステムがね。ちょっとお粗末すぎる。教育システムがなっていないのに、新入社員に何故できないんだと怒る。世間知らず、非常識、頭悪いね暴言はエトセトラ。それでも私はかなりマシな方で、同期の中には失敗した商品を全部買わされるなどパワハラ紛いなことをされて鬱病寸前な子もいる。というか鬱病で辞めた子が既に一人。新しい制服を本部に注文すれば、半月は来ない。タイムカードがない。土日休めないのは別に良いけど、休みが不規則なのもまあ仕方ないけど、「明日休みだったけど取り止めて明後日休みな」は勘弁して。ブラック企業ではなかろうけど、結構暗めな色調ではある、かな。しかし、どんな理由でも半年で辞める「根性無し」の人間を新たに雇う企業があるか、と言うのは甚だ不安。お母さん、「甘い」のはあなたの方です。
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