スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

ちこっと小ネタ


 暗殺合宿かなんかなんだと思う。無防備に寝ていたら先に起きてた寺坂組三人に顔に肉とかドチビとか落書きされてしまうイトナくん。で、きららちゃんに無言で鏡を渡されて気づくの。仕返しはきららちゃんにタランチュラを借りて寺坂組の持ち物に仕込む、とか。

 …きららちゃんがタランチュラ飼ってるって、どこソースの情報?単行本読み返してもそういう描写見つからないんだけど…

→調べてみたらあっさり判明。七巻のDVD梱包版の学級新聞がソースだったのですね。単行本は買い集めてはいたんだけど、当時限定版はいいかなあ、と思っちゃって。アニメを最近見てみたら原作通りで面白かったし、DVD以外にもそんなサービスがあったのなら買っておくんだったよ。わーん私のバカバカ~。
スポンサーサイト

ジャンプ26号、暗殺教室92感想

 触手絡み粘液地獄って、なんかイロモノ系のA○のサブタイみたいな…

 まるまるがっつり、棒倒し編でございました。決着は次回に持ち越し。あんだけロッシャアアンジェルス仕込みの流暢な英語を自慢していた帰国子女・瀬尾君の言語がネイティヴのケビンさんにはウザイ似非京都弁に聞こえたと言うのがなんとも。数ヶ月足らずでケビンも認める綺麗な英語をE組に話せるように仕込んでしまったビッチ先生が凄いのか、瀬尾君が大したことなかったのか。うーん、流石にちと下げ過ぎな気が。

 イトナくんがさり気なく沢山登場しておりました。ラッキーや。先週は体操着イトナくんは遠景だったので気付かなかったのですが、この子マジでバンダナの上から鉢巻きしとるwww意外と違和感なかったけど、それ、ズレない?身軽に棒に登ってしがみついてる姿がとてもかわいかったです。棒の角度からしてかなり大変そうだけど、彼はこうみえて執念の男なので、きっと上手く耐えてくれると思います。

 場外乱闘するE組wwwルール無用過ぎやwwwいや、そういうの大好物ですがね。全校生徒の蔑みの視線も変化してきたようで。さて、どうなるのか勝負の行方。E組は頑張ってるけどやっぱりまだかなり不利なような…どんな結果でも楽しみです。

 暗殺教室以外では斉ψ、磯部がちょっと面白いかも。

近況語り。

 寝坊したのでいつもより一本遅い電車に乗ろうと家を出たらちょうど小学生の集団登校と出会った。私の家がある通りは小さな子供がいなくなって久しいけど、どこかしらには子供はいるんだなあ。こんな小さな街なのに。

 繊細なガラス器具をそぉい!するの、やめて~。だから毎日割るんだよとか、純粋に煩いんだよとか。…先輩だもん、言えない、言えないよ…。

 最近、aminという中国人アーティストの『大きな河と小さな恋』って歌がお気に入り。2003年にサン○リー烏龍茶のCMソングにも使われていたらしい。非常に綺麗なメロディーで、これを聴いている三分半の間はこの荒みきったハートもキレイになる気がする。普段濃ゆい歌ばっかり聴いているけど時にはこんなひたすら純粋なラブソングも悪くない。

ちこっと小ネタ


糸成二号:「いやーマジびびったわ、あのケツアゴ野郎しつこいんだもんよー、すっとろいから余裕で撒けたけどなー」
寺坂:「そのラジコンどーなってんのとかお前いつもそんな口調でモノ考えてんのとか」

今週のジャンプ読んで連想したエンジェル御前風ネタ。
イトナくんはやっぱり描くの難しい。メカも…

 仕事しんどいわー。人間関係はいくら進言したってちーとも解決されやしないし、交通費出ないし、昼代何気に嵩むし、残業禁止令出たからもともと雀の涙だった給料がハチドリの涙くらいになっちゃうし。でも自分の部署はまだマシなんだってさ。半年めの悩みなり。

ジャンプ25号、暗殺教室91感想

エキサイト注意。

誰か紙鑢持ってきてー浅野の顔裏にE組メンバーが描かれてないページの選んで削りまくるから。

…いやー、ホント腹立つわー。性格歪んでるのにもむかついてるし、棒倒しの真の目的が『乱闘のドサクサに紛れてテスト前にE組の奴らぎったんぎったんに叩きのめしちまおーぜ』てな感じだったのがね…頭の良いだけのバカだし小者だ小者だとは思っていたけどまさかここまでとは…正直浅野くんには失望したといいますか…。E組の秘密暴いて父ちゃん超えるんじゃなかったの??ちょいと、しっかりして下さいよ。

 面白かったところは沢山ありました。原さんかっけぇなオイ。「飲み物よ、パンは」…逆に何なら飲み物じゃないんだwww。
 網ぬけでめちゃくちゃ早い茅野ちゃんがなんというか、その…とっても仕事人です。良いじゃない貧乳。乳あると肩凝るらしいよ。無くても凝るけどな。
 磯貝くんを心配するイケメグさんはまるっきり乙女だなあ。二人三脚する岡野ちゃんと前原くんはもう、すっかり夫婦。着々とカップルが成立してる模様で、ゲスいお姉さんは嬉しいよ。
 糸成二号もA組の偵察に活躍中。冷や汗垂らしてドキドキて。イトナくん本人が割と無表情な分ラジコンが表情豊かでイトナくんの感情表現を肩代わりしているのがツボでした。ちょっとだけ武装錬金のエンジェル御前みたいだな。でも偵察用なのに車体の色が派手っぽいのは良いんかい。菅谷くんに学校迷彩してもらえば良かったのに。
 外人部隊に人数オーバーに、ヘッドギアに長袖と、ズルもここまでやるかなA組。君ら、これで勝っても本当に嬉しい?対してE組は、沖縄の時の殺せんせーを模した?完全防備フォーメーション。なんと、誰もA組に攻めに行くものがいない…。これは流石に予想外だったとは言え、まだまだ策は用意しているらしい浅野くん。そして攻撃しに行かない作戦を取った磯貝くんの真意とは?!

 完璧に不利な状態から、どうやってE組が勝つ(or一矢報いる)のか、そろそろ浅野くんは世間知らずの玉子からひよこくらいにはなってくれるのか、またまた待ち焦がれて苦難の一週間が始まります。

 最後に…イトナくん鉢巻きじゃなかったよ(′・ω・`)皆がくれたバンダナめっちゃ気に入ってるんだなあ。でもこう、団結力が試されるこんな時だからこそ、皆と同じ鉢巻き巻いて欲しかったなあ。この際バンダナの上からでも良いからさ(爆)

またまた暗殺教室、糸成くん語り

 マイブームになるとそればかり語りたがる病。
 同人的?な視点を多々含む。

 糸成くんの人気がでないー。何でだ。今までシロさんのマリオネットで今一キャラが薄かったのが尾を引いているのか、好みが分かれそうな容姿だからか(私は凄く可愛いと思うのだが)、あ。色恋成分が今の所皆無だからなのか。…仲の良さそうな異性の相手がいるキャラは人気だものなあ。てなことで、糸成くんは誰とくっついたら面白いことになりそうか、割と「真面目」にそしてお節介に考えてみる。ほもは無し。以下、勝手な考察なので異論は認める。

本命:狭間綺羅々

 狭間さんには、この人を特別視してるっぽいなという異性がいない。しかし、寺坂軍団に所属する以上糸成くんにとって一番近い異性でもある。男子ばかりのチームに紅一点として居たのにそーゆー描写が一切無かったというのは、つまり新入りの糸成くんとそーなるフラグなのでは。さらに述べるなら、狭間さんは家庭環境に重大な問題を抱えている。なので家族の愛の尊さと脆さを誰より身に沁みて解っている糸成くんと、家族のことを話したり、反発しあったりして次第に惹かれあっていくのではなかろうか。(余談だけど、暗殺教室では今後『家族の在り方』もテーマにされるのではないかなあ。家庭環境悪しと名言されているキャラが何人も出ているので。そんな彼らを、家族に充分かつ正しい愛情を注がれて育ってきて、そしてそれを失った糸成くんが何らかの形で救うのではないだろうか。電子工作得意~だけじゃあねえ、あれだけ大騒ぎして紆余曲折してやっとこさE組の仲間になった意味合いが薄い気がする)

対抗:不破優月

 糸成くん初登場時に王子様妄想をしていたり、糸成くんの過去を調べたりと、彼女は何かと関わりが深い。それに糸成くんは渚くんと張り合えるくらい漫画的な容姿をしている、陰のある過去まで持っている。となると、漫画大好きな不破さんにとってはかなり理想の男子なのではないだろうか。さり気なく押せ押せな不破さんに戸惑いながらも無碍には出来ない不器用な糸成くんも見てみたい。

大穴:茅野カエデ

 根拠はないけれど、糸成くんの本来の異性の好みはスレンダー(貧乳)な女性だと確信している。巨乳好きという『設定』だったのだから、本当はその逆なのではないかと。貧乳はステイタスだ、希少価値だ。…。
 そして貧乳と言ったら茅野ちゃん。今まで散々それをネタにされてきた彼女にも、プールで岡島くんが予言していた通り「貧乳だがそれが良い」と言ってくれる男性が現れても良い頃だ。しかし茅野ちゃんには渚くんがいる…。クラス内で綺麗にカップル成立?が進みつつあるE組だけど、一組くらい同じ子に惚れちゃって三角関係…というのが有っても自然じゃないか…。ま、少年誌だからあんまりドロドロしたのは私も見たくはないですが。

 結論、どう転んでも私に取っては美味しいようだ。糸成くんが正式に仲間になってからリアルタイムでも四週間。これからどんな活躍を魅せてくれるのか、まだまだ興味は尽きないのであります。

磯貝タフガイナイスガイ!!

 ジャンプ24号、暗殺教室90話感想ネタバレ注意…の前に一言言わせてくれ。

 遠足回じゃねーのかよおおおお!!

 …割と本ッ気で、楽しみにしてたのよ…ジャージ着て、綺麗な空気と景色の場所に遠出して、キャッキャウフフと笑いさざめきながらおにぎりとか唐揚げとかポ○フルとか交換し合う三班と四班とかさあ…南の島でドライブする鮮やかなカラーページetc.を捲ってみたら浅野親子…どうしても予定は違ってしまうものなのか、ユーモアの一環なのかわからないけど、嘘予告は今に始まったことじゃないけれど、『行楽日和に遠足』とか、かなり具体的に書いた上での嘘予告って、ちぃとばかし不誠実っつーか…私はあんま好きじゃないなあ。口喧しいだろうか?どんなお話でもいつも面白いので、良いんだけどね。

 では感想。磯貝君無敵回でした。イケメンは何してもイケメンらしい。例え金魚を食べていても。同じようにトイレットペーパーを三角に折って出るのに、磯貝くんは『イケメン…///v』で岡島くんは『汚らわしい…』なんだってさwwwどう違うってんだ…可哀想に。
 そんな完璧な彼ですが、家計を助ける為にアルバイトをしていたことが学校にバレてE組に落ちたらしい。そして今でもマダム御用達の喫茶店のギャルソンやっていたことが五ええケツ…もとい五英傑にバレて退学の危機。浅野くんは「体育祭の棒倒しでA組に勝ったら見逃してあげる」と。「どうせろくなこと企んでないんだからみんなに迷惑掛けるくらいなら退学する」なんて言い出す磯貝くんに、みんなから大ブーイングと紙くずとワサビが飛びました。「A組のがり勉どもなんて返り討ちにしてやろうぜ!!」男子たちは対せんせーナイフに誓いを立てます。
 その頃、やっぱりろくでもないこと考えていた浅野くん。なんと、彼は四カ国語を操って屈強な外人部隊を引き入れ、棒倒しに協力させる魂胆でした。

 …いやー、こんな頭の悪そうなマルチリンガル初めて見たわー。小者感もここまでくると清々しい。勿論E組には勝って欲しいけど、彼もそろそろ、良いとこ見せてはくれないだろうか。E組の秘密にちょっとだけ迫るとか。そしてゆくゆくは父の作る世界の過ちに気付き、E組と協力しながら椚が丘中を変えていってほしい。私、理事長とかはもう、出てくる度に「そのツラ百円玉のへりでコリコリ削ったろか」とか思うくらい嫌いですが、浅野くんにはちょっと期待してたりするのです。頭は良いのにちょっとおバカな浅野くん、父を超えられるのはいつの日か。

 今日のイトナくんの登場は一コマ、台詞無し。でもちゃんと学校来てくれてて良かった良かった。私はそれだけでまた一週間生きてゆけるよ(←大げさ)。

 …はっ!?体育祭ということは、来週は体操着に鉢巻き巻いたイトナくんが見られるかもしれない…?はあ、また苦難の一週間が始まる…。

恋い焦がれ過ぎて夢に出た

 終わっちまいました四連休。日本中が旅行にイベントに盛り上がっている中、私は勉強とマンガ鑑賞と食事と睡眠のカルテットでした。花博の一つでも行っときゃ良かったなあ、とか思いつつ、きゅうり漬けのごとくもみくちゃにされるのはご勘弁なのでやはりこれで良かったのだ。でも花博は終わる前に顔出したい。

 母ちゃんが通販番組を観て味の○のカプシエイトナチュラを注文…しようとしてやめたらしい。まずはお試しの二袋が欲しかっただけなのに、それじゃ効果が出ないからと三ヶ月分購入することをごり押されたらしい。身体に合わない可能性もあるからまずはお試しなのに、そう急かされては購入意欲も減退するわな。こうも売るのが下手なんじゃあ、共同研究の京大(だっけ?)が泣くぜ。大体同じモンを三ヶ月も続けられる人間が全体の何パーセントいるのかって話だよ。お試しが終わるくらいの期間で「あれ、何となく…?」くらいは効果が望めなきゃ商品として成立しないのではないか。薬品ではなくあくまでも食品なので、難しいところかもしれないけれど。

 ジャンプの無い二週間は長い…暗殺教室のキャラたちがついに夢に出てきたよ。
 イケメグさんが主役で糸成くん+寺坂軍団、何故か斉ψの海藤(みんな一律高校生)が繰り広げる、学園ホラーミステリー。遺留品を一つその場に残して、クラスメートが次々と姿を消すのだそうだ。独りになると追いかけてくる、『何か』に追い付かれるとそうなるらしい。イケメグさんが調査に乗り出す中、海藤くんが姿を消した、かき氷用メロンシロップをぶちまけて。一体誰がこんなことを…?容疑者として浮かんできたのはなんと、糸成くんと寺坂軍団だった…!!

…どうです、面白そうでしょう?(え、興味ないって?)四時間の睡眠時間じゃ結末は見られなかったんだけれども。どなたかこの記事を目にした勇者様、漫画か小説に起こしてみませんか?

暗殺教室二次創作(イトナ×寺坂):Not Dead Luna

 皆さん、大変申し訳ない。やっちまいました、鵜守初のぼおいずらぶでございます。糸寺です。原作から逸脱するカップリングは描かないことにしていたのに…だって糸成くんがあんまり寺坂寺坂言うからさー。ついさー。ま、勿論全年齢向けですがね。だいじょぶな方だけ、どーぞ。あと本誌バレ注意。



「ったく糸成の奴、どこで何してやがんだ」
寺坂竜馬は、冷たい真珠色の月明かりが照らす山道を、汗だくになって登っていた。時期は2月。冷たい風がびゅうびゅう吹きすさぶが、この急で石やら枯れ枝やらでデコボコした坂道はそれすらも忘れさせてくれる。

 今日は村松んところに泊まる日なのに、夕飯時になっても帰ってきやしねえ。

 塾で帰りが遅くなると言う村松に代わって、寺坂が糸成を捜すことになったのだ。先程、いつものメンバーで連れ立って帰る途中、忘れ物を取りに行く、と言って抜けて、それっきりだったので、まずは学校を当たってみることにした。セキュリティーも何もない、先生方もみんな帰ってしまっている筈なのに、鍵の一つも掛かっていない木造の校舎に容易に忍び込むと、寺坂は真っ直ぐいつもクラスメートたちと学んでいる教室に向かった。建て付けの悪い引き戸を、力任せに引き開けると、果たして窓際の誰かの机に腰を下ろして、窓の外をぼうっと眺めている少年の姿が目に飛び込んできた。寺坂と同じ年なのに、彼より随分小さくて細っこくて、色素の薄い派手な髪型を、児童向けホビー漫画の主人公みたいにバンダナで纏め上げている。見間違えようもない、彼は捜していた堀部糸成だった。糸成は寺坂に気付いたようで、ゆっくりとこちらを向いた。

「何やってんだよ、早く帰るぞ」
 語気を荒げて糸成の近くまで大股で歩み寄るが、糸成は動かない。
「三日月だな」
 などと、窓の外に浮かぶ白い月を見上げて惚けたことを呟いている。
「それがどうした。いつものことじゃねーか」
 寺坂がそう答えても、糸成はまるで聞こえていないかのように月を見上げたまま、呆然とつぶやいた。
「地球がああなったら、俺達一溜まりもないんだな」
「…」
 糸成は身体ごと向きを変えて、寺坂と向き直る。
「俺さ、嬉しかったんだよ。E組(ここ)に来られて。お前に逢えて。でも、あと1ヶ月なんだよな。あと1ヶ月で、全部消えてしまうかもしれないんだ」
 先月、夏休みに南の島でやった以来の大掛かりな暗殺をまた仕掛けた。今度は竹林が覚えてくれた火薬の威力も使って。糸成の電子工作技術もつぎ込んで。弱点も解っていた、今度こそ殺れると思った。それなのに。
 あろうことか、殺せんせーはまたまた成長を遂げていた。
 爆風と火炎の嵐から、悠々と舞い戻ってきたあのタコは、いつもの通りあの限りなく無表情に近い笑顔で生徒たちを誉めた。

『よくぞここまで考えましたね皆さん。でも、まだまだ先生の命にはほど遠い』

 二回目、しかも夏にやったよりずっと大掛かりで危険な方法だったのに、それでもダメなのか。
 ここのところ、みんなの顔には諦念の色が色濃く浮き出ていた。以前の活気はどこへやら、みんな休み時間も黙って、来年存在しているかどうかも解らない志望校への受験対策をのろのろとやっていた。烏間先生の訓練も、身が入らないでいた。しかも恐怖に耐えかねてか、二、三人ほど学校に来なくなった者も出てきた。

 そんな中、寺坂組五人は、健気に毎日登校して、勉学に励み、暗殺訓練を受けていた。それでも仲間の表情が、どこか浮かないものであると、寺坂が感じていた、矢先だった。

 糸成は黙ったままの寺坂に、控えめに微笑みかけ、机からひらりと降りた。
 そして、いきなり寺坂の間合いに入ってきた。糸成が触手を持っていて、寺坂のことを「ビジョンがない」などと評したいつかのように。違うのは糸成の表情だ。あの時のような、感情全てが抜け落ちたような無表情とは違って、糸成は何かを決意したかのような、硬く強張った表情だった。緊張し過ぎて蒼白な、糸成の整ってはいるが自分と同い年の割にとても幼い作りの顔が、近づいてきた。
「な、なんなんだよ、いきな…」
 寺坂の言葉は、糸成によって途中で奪われてしまった。糸成は徐に背伸びして、寺坂の首に腕を回して抱き付くと、寺坂の唇に自分の唇を重ね合わせたのだ。

「…」
寺坂の動きが止まった。あまりに突然なことに、目を閉じる余裕すらなかった。糸成の、目を瞑っていると余計に際立つ長い睫毛が眼前にある。

「…」

 長い長い数秒間だった。糸成は近づいてきた時と同じくらい、自然にするりと離れた。
「なっ、なっ、なんっ…」
 言葉を発することも出来ないくらいうろたえている寺坂に対して、糸成は涼しい顔で言い放った。
「こんな時は目を閉じろバカ」
「バカは余計だ!!ったく何てことしやがる…」
「寺坂、好きだよ」
 唐突に発せられた告白に、寺坂の言葉は飲み込まれてしまった。糸成はにっこりと笑っていた。しかし、どこか哀しそうに。
「…」
「答えは要らない。じゃあな、また明日」

 糸成は、寺坂と視線も合わせず、足早に教室を出て行った。

「…」
 まさか、野郎にキスされるとか。
寺坂は糸成が触れた首の当たりに触れてみる。
 糸成の腕は、冷たかった。生白くて、見た目通り細くて小さくて。
まだ、糸成の冷たさが皮膚に残っているようだった。

 しかし、不思議と嫌な気分はしなかった。

 糸成なら仕方ない。

 そんな感情だ。

 寺坂は、糸成の眼差しを思い出す。男の癖して、ぱっちりでかくて、澄み切った綺麗な瞳には、うっすら涙が浮かんでいた。

 これで最期みてえな言い方しやがって、バカ野郎が。

 寺坂は急いで教室を出て、走って校庭に出た。糸成の姿はもうどこにも見当たらなかったが、寺坂はまだどこかにいるのであろう糸成に聞こえるように声を張り上げた。他の誰かに聞かれたって、構わない。

「おい、糸成ぁ!!返事も聞かないで逃げ帰るなんて、男らしくねーぞ!!お前と居るのは俺に取っても悪くねえ!!心配しなくたって俺があのタコ殺してやる!!だから、諦めんな!あと1ヶ月あるじゃねえか、諦めんなよ!!それで、無事殺せたら…」

 寺坂は、そこで言葉を切った。言葉にするのがこんなにも照れ臭いなんて。あいつはよくもさらりと好きだなんて言えるもんだ。
 
 それでも、言わなきゃ絶対に後悔する。

 寺坂は、すうっと深呼吸して、声の限りに叫んだ。

「殺せたら、また俺の傍に居てくれよなっ!!高校受験も、お前に追い付けるように頑張るから!!俺もお前が、好きなんだっ!!」

 …言ってしまった。

 目の前に本人はいないけれど、恥ずかしくて仕方ない。顔中が酷く熱を持っている。今の俺はきっと、茹でタコのごとく真っ赤になっているに違いない。姿を見せない、あいつも多分。明日学校で会うのが楽しみだ。

 寺坂は家路に向かう。元々頭が良く、長い不登校故のブランクも、見る間に埋めてしまった糸成の志望校は、寺坂の今の実力よりも1ランク高い。

 だがまだ僅かに時間はある。諦めるのはまだ早い。そして、息抜きにあのタコを殺す方法を考えよう。

 俺もあいつと、一緒に生きていたいから。

over

BLって、こんな感じでOK?
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。